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【レビュー】爆速のNVMe SSD『960EVO』がやってきた

  • 2018/03/16

4年近く使用してきたシステムドライブを換装するべく、マザーボードに直挿しできるM.2 SSDを買いました

NVMeとは?

今回購入したSSDのフォームファクタは『NVMe』と呼ばれるもので、『M.2』という端子を介して接続します。NVMeとは、『NVM Express』の略で、不揮発性ストレージ、つまりRAMのように通電時だけデータを保持できるのではなく、電源を切ってもデータが保持されるストレージを接続するためのインターフェースであり、SATAの後継インターフェースです。『NVM』はSSDなどに使われているフラッシュメモリ(Non Volatile Memory)の頭文字を取ったものだそう。NVM SSDの多くが、PCIe端子に直挿しまたはM.2端子を介してPCIeと通信する方式を採用しています。今回の960EVOは後者ですね。
簡単に言うと SATAに代わる次世代のストレージ接続方法で、グラフィックボードなどと同じくPCIeで通信するためものすごく速いってことです。

今回購入した『960EVO』について


僕が今回購入したのはサムスン製の『960EVO』というモデルです。今までシステムドライブとして『840EVO』を使っていて、サムスンブランドを信頼していたことが大きな決め手となりました。サムスンは840当時からPROとEVOの2種類のモデル構成で、EVOの上にPROがあります。もちろん今回買った960EVOより若干スペックが高い960PROもあります。現行モデルではEVOがオレンジ、PROがレッドを配したデザインになっています。960EVOは低価格にして業界最速のモデルであり、様々なメディアで注目を集めています。この製品には3年の保証も付帯されているので安心です。

開封の儀


こちらが960EVOの外箱です。SATAの840EVOが正方形に近いパッケージだったのに比べて横長になりましたね。

さて、開けてみると本体はものすごく小さいのがわかります。840EVOのときはユーティリティを収めたCDが入っていたので正方形でしたが、今回の付属品はSATA SSDに近いサイズのマニュアルだけです。840EVOに付属していた『Samsung SSD actived』のステッカーが無いのが残念です。

最近はWindowsですら小さなUSBに収められており、ディスク媒体の付属はどんどん減っていますね。何にせよコンパクトになるのは良いことです。

これが960EVOの本体です。このSSDのチップは片面実装で、上に貼ってあるステッカーは間に銅の層が作ってあり排熱性能の向上に一役買っているんだとか。

この小ささをどうにか伝えようとiPhone5sと大きさを比べてみました。すごく小さいです。

大体ロジックボードと同じくらいの大きさですね

ASUS PRIME H270-PROへの取り付け

去年の5月にアーキテクチャをKabyLakeに一新したため、現在僕のPCのマザーボードはASUS製のPRIME H270-PROです。このマザーボードにはM.2スロットが2つ用意されており、片方がPCIe3.0x4、もう片方がPCIe3.0x2での動作となります。当然x4の方が高速なのでそちらへ取り付けます。なお、このスロットにM.2デバイスを刺すとSATA3の1番ポートが使用不能になります。

まずは取り付け場所を確認します。このマザーボードのプライマリM.2端子はCPUとPCIe x1の間にあります。ネジ穴が3つあり、取り付けるパーツの長さに合わせて選択します。960EVOはフルサイズですので一番左のネジ穴を使用します。

マザーボードに付属するスペーサーとネジを1組取り出し、スペーサーをセットしておきます。

SSDをM.2端子に斜めに刺し込みます。横からスライドするのではないようです。

そしてゆっくり倒しながらネジで留めます。これで取り付けは完了です。

ベンチマーク

SSD交換後はWindows10をクリーンインストールしましたが、インストール時にはSATAのSSDよりも更に速く感じました。しかしいざWindowsを使っていても、起動・終了を含む多くの場面では体感で劇的な向上は感じられません。これでは高いお金を出して買った意味がないのでCrystalDiskMarkを使ってベンチマークを走らせてみました。比較対象は現在使用しているSATA接続のSSD、ADATA SP500 120GBモデルです


結果を見ると、一番上のシーケンシャルリード/ライトがずば抜けて高いことがわかります。シーケンシャルリードとは記憶領域の先頭から順に読み込んでいく方法のことで、ストレージのベンチマークで多用されるデータです。SATA接続であるSP500は600MB/s近く出ていますが、SATA3自体が実効速度600MB/sで頭打ちなのでほぼマックススピード出ている計算になります。が、逆に言えばそこがSATA3の限界なわけです。現状のSSDですら持て余しているのでこれ以上コントローラーの性能が向上してもSATA接続である限り速度は上がりません。PCIe接続になるのは必然でしょう。M.2でPCIeに接続している960EVOではSATAの約5倍の速度が出ています。公称値がシーケンシャルリード3200MB/sなのでほぼスペック通りです。ライトに関しては今回購入した250GBモデルの公称値が1500MB/sで1TBモデルでは1900MB/sという驚異的な速度です。

感想:万人にはオススメできない…かな?

M.2は価格的にも対応マザボ的にもこなれてきた感じがしますが、相変わらず同容量のSATAのSSDに比べて結構高いです。今回僕は250GBモデルを16700円で購入しましたが、SATA接続なら240GBのSSDが1万円程度で購入できます。2万近くだせば512GBも買えるかもしれません。メリットは、マザー直挿しなのでケーブルが増えない&ケースに余計なスペースを取らない。くらいしかありませんSATAのSSDを使っていた人なら劇的な速度の向上も感じられないでしょう。僕が使っている限りでは、Photoshopなどの重量系ソフトでも気持ち早くなったかな?という程度です。しかしながら買って後悔はしていません。『M.2接続の次世代ストレージ』を使っている優越感に浸れるため、お金に余裕があるときに選択肢に挙げてみるといいでしょう。

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