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【考察記事】『iPad』から読み解く今後のApple製品

  • Apple
  • 2017/03/25


3月21日夜に行われたApple Online Storeのメンテナンスで『iPad』がひっそりとモデルチェンジしました

『iPad』という名称

画面サイズ9.7インチの歴代のiPadは

という名前でした。意外と統一性が無いのがわかりますね。今までは『iPad Air2』と『iPad Pro』が並行販売されていたので、Airシリーズの上位互換としてProが存在していました。これはMacでも言えることで『MacBook Air』の上位互換として『MacBook Pro』があります。しかし12インチ『MacBook』の登場で『MacBook Air』はアップデートされずに、言わば見捨てられた状態です。実際に『MacBook』はAirでは非搭載だったRetinaディスプレイを搭載しており、バッテリーもAirの12時間には及びませんがカタログ値で10時間となっています。『MacBook Air』より軽量で薄い『MacBook』は持ち運びには最適で、僕がこの二択でパソコンを選ぶなら間違いなく『MacBook』を選択します。
今回の『iPad』というネーミングには、下位モデルのブランドの置き換えという意味があったのではないでしょうか。『MacBook』に対する『MacBook Pro』、『iPad』に対する『iPad Pro』という感じに。

ナンバリング廃止の弊害


しかしナンバリングを廃止してしまうとシンプルになりすぎてユーザーは混乱します。これは第4世代iPadが登場した時に似ていて『新しいiPad』より『iPad Retinaディスプレイモデル』の方が新しくなってしまったのです。しかしiPhoneは、『1年毎のマイナーアップデートでは末尾にsが付く』『2年毎のメジャーアップデートでは数字が1個大きくなる』の2つをiPhone3GSの頃から守っていて、世の中の多くの人は『iPhone6』『iPhone7』『iPhone6s』がどの順番で発売されたか分かるでしょう。多くの人が使用して慣れているからこそなのです。

次は『iPhone』ではないか

最初に書いたように、Appleが下位モデルブランドを無印に統一することが目的なら、次のターゲットは『iPhone』でしょう。流石に最新モデルは数字を振らないと混乱を与えるので対象は『iPhone SE』だと僕は考えます。iPhone SEは去年の春の発表会で登場しました。普通のサイクルならこの春に改良版が出ても良いはずですが、アップデートは無しでした。しかしながらストレージ構成の変更が行われ値段据え置きで16GBが32GBに、6000円アップで64GBが128GBになりました。最近の『iPad』『iPad Pro』『iPhone7』と同じ構成です。つまりAppleはiPhone SEを見放してはいないわけです。ストレージ構成を現行のルールに則って改定し、注目が集まっている6月の発表会『WWDC2017』で『iPhone』と名前を変更し、同時に発表されるであろう『iPhone8』の下位モデルとして位置づけるつもりでしょう。一定の需要があるとは言え、5sのボディを流用するなどAppleはiPhoneSEを廉価版と位置づけています。今回の『iPad』もボディは『iPad Air』の流用だろうと噂されています。(Air2より分厚く重くなってしまったのです)SEの中身はiPhone6sと同様なので未だ1世代前と比較的新しいです。廉価版ならば今後しばらくは大きなアップデートは無いでしょう。大きなアップデートがなければユーザーが混乱する心配もありません。
これらを踏まえ

ことから、今回のストレージ構成変更はブランド変更の布石ではないかと僕は推測します。