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『LUXURY FLIGHT』でフライトシミュレーターを楽しんできました

  • 2016年02月20日

東京都大田区にある『LUXURY FLIGHT』というところでボーイング737型機のフライトシミュレーターを体験してきました

LUXURY FLIGHTとは

ラグジュアリーフライトは、パイロットのみが立ち入ることを許された、究極の聖域『コクピット』を忠実に再現し、初心者から玄人まで、幅広く楽しめるシミュレーターを提供しています。知識がなくともインストラクターと一緒に操作しながら飛ぶことができます。PCのフライトシュミレートソフトでは味わえない臨場感とワクワクが楽しめます。

ボーイング737型機とは

米ボーイング社が開発した中距離向け小型旅客機で、初代737型機は始めて2名での操縦を可能にしたハイテク機(それ以前は機長と副操縦士の他に『航空機関士』というクルーが必要でした)です。滑走路が短い地方空港への離着陸を想定して、短い滑走距離での離陸、着陸を可能にしています。そのほかにもメーカーオプションでタラップの装着が可能なことや、いち早くコクピットの電子化を進めた機体でもあります。

ボーイング737-800型機とは

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737型機には一番機体が短い-100から機体が長い-500まで100桁刻みで形式が分けられています。そして数年後に発表された-600型以降の機体は従来型(-500まで)から全く違う最新鋭のコンピューターやシステムを搭載し、燃費向上のために翼の設計を一から見直し、『NextGeneration』(ネクスト・ジェネレーション、略してNG型)と名付けられています。今回僕が体験した-800型機は世界中のエアラインも大量に導入しているベストセラー機です。スカイマークやソラシドエアなどは全機をこの737-800型に統一化しており、大幅に引き上げられたNG型の燃費も相成ってコスト削減に役立っています。
さらに、最近試験飛行に成功した737の次世代機『737MAX』はボーイング787と同様のシステムを搭載し、さらにハイテク化されています。

古くからの伝統ある機体ながらも中身は最新鋭のハイテク機。そんなところが大好きです
長々書きましたがここから本編です

本物さながらのコクピット

これがシミュレーターの入り口です。CAPTAINの欄はホワイトボードになっていて、なんとお客さんの名前を入れてくれるという!岸田さんは社長さんで、副操縦士として添乗しいろいろ教えてくれます。
door

ドアを開けると夢空間が待っています。ボーイング737は小型機の部類に入るので天井も低いです。ちなみに実機ではドアからこんなに距離はありません(笑)
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各部の説明

軽く各部分の説明をします。

MCP(モード・コントロール・パネル)

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モニターの上にあるコンソールです。速度、針路、高度などをノブを回して入力します。オートパイロットを有効にしていると入力したとおりに飛行してくれます。今回は『VNAV』(オートパイロットの機能の一部)というシステムを使ったので速度欄は消えていますが、針路は268度、高度24000フィートへ上昇する指示が入力されています。モニターの日除けも兼ねているそうで、パイロット側に張り出しています。

PFD(プライマリー・フライト・ディスプレイ)

横に5枚並んでいる画面の内、一番外側のディスプレイです。機体の姿勢、速度、高度、針路やその他諸々が表示されます。
画像では速度約240ノット、針路は295度で、高度約4400フィート、降下率850fpm(フィート・パー・ミニッツ(一分間で850フィート降下))で3500フィートに向けて降下中です。
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ND(ナビゲーション・ディスプレイ)

PFDの内側にあるディスプレイです。マップを表示しておきます。表示する距離を5マイルから640マイルまで変更できます。コンピューターに予めルートを入力するとそれも表示してくれます。ピンクの線がそれです。
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EICAS(アイキャス)

センターにあるエンジン関連の情報を映すディスプレイです。上のメーターが回転数(N1)、下のメーターは排気温度(N2)だったと思います(うろ覚え)
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位置関係としてはモニターはPFD,ND,EICAS,ND,PFDという順で並んでいて、その上にMCPがあります

スラストレバー

それぞれ左右のエンジンを制御でき、前に押すとパワーアップ、手前に引くとパワーをダウンさせます。MCPに入力した速度に合わせる『オートスロットル』を入れると自動で動きます。手前のレバーはスピードブレーキレバーで、翼の『スポイラー』と呼ばれる可動部分を立てて空気抵抗を増し、速度を落とすものです。
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OHパネル(オーバーヘッド・パネル)

コックピット上部にあるパネルで、エンジンやライト、エアコン関係のスイッチなどが配置されています。エンジンを始動させる操作は殆どOH上で行います。
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無線関係のスイッチ

ここ何て言うのか忘れました。無線の周波数をセットする所です。上の『VHF』エリアの『ACTIVE』側が現在有効になっている無線の周波数。(バグっているのは突っ込まないように)で、『STANBY』側に次に切り替える周波数を入力しておき、間の『⇔』ボタンで切り替えるわけです。下の『NAV』エリアには、各空港の『ILS』という着陸支援装置の周波数を入力すると、滑走路から発射されるローカライザー(横方向のズレを教える電波)とグライドスロープ(縦方向のズレを教える電波)を受信することができ、受信に成功するとMCPの『APP』(アプローチの略)ボタンを押すだけで自動でILSの電波に乗って飛行機が勝手に降下し、着陸してくれるわけです(ただし日本ではILSによるオートランド(自動着陸)は禁止されていますから高度1000フィートまで降下した所でオートパイロットとオートスロットルはOFFにします)
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FMC(フライト・マネジメント・コンピューター)

機を司るコンピューターです。ルートや重量、巡航高度などを入力します。FMCに入力した値をMCPにも入力し、『LNAV』というのをオンにすると、離陸後オートパイロットが入ると自動で入力したルート通りに飛行します。途中で変更指示があった場合でもFMCで該当箇所を修正するだけです。
FMC
(※写真撮り忘れたんでトリミングしたやつでお許しをっ)
FMCに挟まれている写っていない画面は『Lower EICAS』といい、サブのEICASです。油圧系統などの状態を映すことができますが、飛行中など必要ないときは消します。これに対して上にあるEICASを『Upper EICAS』といいます。

体験したルートは

羽田空港から大阪伊丹空港までです。D滑走路のランウエイ05を離陸後、東京湾をぐるっと回って抜け、静岡上空、愛知上空を飛行し、伊丹空港ランウエイ32LにILSで進入、1000フィートで自動操縦を解除し、着陸しました。離陸後はオートパイロットを入れ、岸田さんと飛行機の話題で談笑していました。あの空間の幸せなこと、画面上では味わえないですよ。

あとがき

PC向けのフライトシミュレーターでは『Microsoft Flight Simulator X』(FSX)が有名です。更に、リアルなFSXの機体データを販売しているPMDG社。PMDGブランドにもB737のNGシリーズはあり、ほぼ全てのスイッチ類が動作するというリアルさですが、FSXの基本設計が古いことも有り、FSX自体が不安定な他、PMDGの機体データはRAM上に多くのテクスチャファイルを展開するためにハイスペックなPCが必要です。そのため僕は『FlightGear』というフリーのフライトシミュレーターを使っているのですが、リアルなデータが公式が配布しているボーイング777型機くらいなんです。737は今公式リメイク中ですので期待していますが、システム的に未完成なところが多く、FMCからのフライトプランの入力はできません。いつかはFSXをやりたいですがPCのスペックが追いつきませんね(涙)
また行きたいなあ


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