【レビュー】Palitの『GTX960』搭載グラボを買いました
- Gadget
- 2016/07/9
Palitの『NE5X960010G1-2061J』を買いました
GTX650では流石に無理か
僕は現在のメイン機であるPCを自作した時から、中古で7000円で購入したmsiのGTX650搭載グラボを使用してきましたが、VRAMが1GBな点と、現在の50番代に比べても遥かに性能が劣るので、今後の事も見据えて、1000番代が発売され、急激に値下がりしている900番代のGTX960を購入しました。
外観
NE5X960010G1-2061Jの箱は縦長で、上部に持ち運び用の取っ手がついてます。店頭で購入した際はそのまま持ち運べるのでメリットとなるでしょう。第一印象は『デカイ』でしたが、GTX650の箱と比べるとそこまで大きいものではありませんでした。
『Jetstream「風」』という商品だけに、パッケージには『風』の文字があしらわれています。全体的に黒を基調としたデザインと、金色のPalitロゴで、高級感が醸しだされます。
開封の儀
取っ手が付いている上側から開けていきます。
ボード自体は赤いボディに黒のファンと、なかなか締まっています。ボディの端っこに『JetStream 風』という文字があしらわれています。全体が赤なのではなく、右下の段々になっているところがアクセントになってていいですね。
梱包に関しては、プラスチックの入れ物に挟まれていて、ボードの下には申し訳程度の緩衝材が敷かれています。雑というわけではありませんが、もうすこし何とかならなかったのでしょうか・・・。
ファン
ファンの部分には『Geforce GTX960』と文字が入っています。ファンはプラスチック製で、羽根は15枚と多めです。
白色LEDが内蔵されているようですが、グラボはPCに組み込むとファンが下になる上、僕はケースのクリアな面を外側にして置いているので全く見えません。しかしながら僕は電飾大好きなので嬉しいポイントです。
このグラボはセミファンレス仕様で、負荷が少ない時はファンが停止します。
0-dB(デジベル) テクニック
マルチメディアアプリケーションのワークロード（作業負荷）が一般的であるときは、サイレント・モードにしてください。 ファンが作動するのは、GPUの温度が60℃を超えるゲームなど、より重い負荷で作業する場合です。-Palit Website
ただし僕のマシンの場合はHDDの駆動音が大きすぎるのでよくわかりませんでした。
出力端子
重要な外部出力端子はDVI-I、DVI-D (Dual-Link)、HDMI、DisprayPortが一個ずつとなっています。僕はディスプレイとの接続はデジタル信号のみのDVI-Dを使っていますが、他社のグラボだとDVI端子はアナログ信号も入るDVI-Iのみというところが多く、これが大きな決め手になりました。
また、DisprayPortとHDMIを使うと2枚のモニターに4K出力ができるようです。
GTX650と比較
それではこれまで使っていたGTX650とベンチマークの結果を比べてみましょう。
(650も960もNVIDIAコントロールパネルから、描画設定を『パフォーマンス』に振っています。)
960の方が8.5%程度伸びています。予想より伸び幅は小さかったですが、体感では大きく変わりました。僕はフライトシムをよくやるのですが、650の時は30fps程度しか出ず、重たかったマップでも交換後は60fps以上出るようになりました。
MAXONのベンチマークソフト『CINEBENCH R15』で計測しました。3Dポリゴンの自動車がチェイスする描画をリアルタイムで行って計測を行っています。CINEBENCHはCPUのシングルコア当たりの処理性能とOpenGLのグラフィックベンチマークをそれぞれ行うことができ、64bit版が存在するので重宝しています。(Mac版もあります）
あとがき
当初はGTX950を購入する予定だったのですが、1000番代の登場によって900番代が値下がりを始め、数千円の違いで大きなスペック差が得られるのならと、960に変更しました。VRAM4GBモデルにしたため当初の予算を少しオーバーしてしまいましたが、外観もいいので非常に満足しています。970の半分の性能ですが、重量級のゲームをやらないのであればおすすめできるグラボです。Palit製品はパーツショップ『ドスパラ』のみの扱いです。グラボの購入を検討している方は検討してみてはいかがでしょうか
